佐治整形外科クリニック 整形外科・リハビリテーション科
北海道河東郡音更町木野大通り東14丁目1-6
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 タオルを絞ったり、物を持ち上げたときに肘(ひじ)が痛むという人はいらっしゃいませんか?結構たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。そのような人のほとんどがバケツなどを持ち上げるときに、手のひらを下に向けて持ち上げると痛いと思います。反対に手のひらを上に向けて持ち上げるとあまり痛くないはずです。タオルを絞るときも反対の方向に絞るとそう痛くありません。

 これは「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」という肘の障害で特徴的な症状です。肘の障害では非常に多く、けがなどを除けば肘の痛みを訴える患者さんの大部分が外側上顆炎と言ってもいいくらいです。テニスプレーヤーに多いということで別名「テニス肘」とも言いますが、実際にはテニスで痛めたという人はそう多くはありません。

 どのような状態かと言いますと、手首を甲の方に反らせる筋肉が図のように、上腕骨の外側(この部分を外側上顆と言います)に付いているのですが、この部分が炎症を起こしているのです。原因の多くは使いすぎにあるのですが、利き腕でない方に起こることも少なくなく、また、四十歳代の人に多いことから、筋力のアンバランスや年齢的な変化も要因と考えられています。

 治療はまず安静が一番なのですが、日常生活の中でこの部分の安静を保つというのはなかなか難しく、根気よく治療することが大事です。私のところでは痛みに応じて鎮痛剤を使ったりステロイド剤の注射、電気治療、レーザー光線治療などを行っています。専用のサポーターもありますので、病院などで相談してください。手術的療法もありますが、そこまでひどい症例は経験したことがありません。

 もうひとつ大事なことは筋肉のストレッチです。これはどこでもできますし、予防にもなりますのでやってみてください。まず写真のように肘をまっすぐ伸ばし、反対の手で手の甲をつかみます。そして手のひら側に押していきます。肘のところに適度な緊張感が生じたところで10~20秒保持します。これを2、3回繰り返してください。伸ばす筋肉は違うのですが、反対に手のひら側をつかみ甲の方に反らしていくのも行ってください。患部を温めるのも痛みを和らげるのに良いのですが、運動の直後などは一時的に炎症が強くなっていますので、冷やした方が良いでしょう。


疾患説明 骨粗鬆症 1 骨粗鬆症 2 変形性膝関節症 上腕骨外側上顆炎
肘内障 腰 痛 痛 風 肩関節周囲炎 オスグッドシュラッター病

骨粗鬆症検査 乳児股関節検査 MRI検査 AGA


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